貸工場・貸倉庫 リスク・トラブル回避の極意~空室リスク③
タープ不動産情報です。
貸工場・貸倉庫の「リスク・トラブル回避の極意」を
お届けしておりますが、今回は“空室リスク”を解消する
4つのステップのうち、
ステップ3:建物に着目する
ステップ4:買い換えと建て替えも検討する
の2つを見ていきましょう。
ステップ3:建物に着目する
募集条件を見直し、さらに業種を絞ってアピールしても
「借りたい」というテナントが現れない場合には、
物件が何らかの問題を抱えており、市場ニーズを満たして
いない可能性があります。そこで工場・倉庫の問題点を
検討してうえで、その抜本的な改善を試みていきましょう。
具体的な改善手段としては、
①部分改善工事
②外装リノベーション
③買い換え
④建て替え
という4つの選択肢が考えられます。
まず、①部分改善工事とは、「シャッターが狭い」
「駐車スペースが少ない」など、物件をフル活用するうえで
障害となっている箇所に改修工事を施して、より利便性を
高めることを図るものです。
また、②外装リノベーションは、主として物件の見栄えを
良くすることを目的とした改修工事を行うことです。
貸工場・貸倉庫は、マンションとは異なり、外観が集客に
マイナスの影響を及ぼすことは基本的にありません。
しかし、中には経年劣化した物件を見て「古い建物は
嫌だ」と敬遠する人もいるでしょう。そうした見かけを
気にするようなタイプの人も意識したリノベーションを
施すことで集客力をアップしていきます。
リノベーションの具体例としては、「デザイナーに依頼して
建物のデザインを一新する」、「間接照明を使ってお洒落な
倉庫のイメージを創る」などの方法が考えられます。
さらには、特定のターゲットを対象とした「ターゲット
リノベーション」も有効な選択肢となるでしょう。
たとえば、小さな部屋をたくさん造ってシェアハウスに
したり、デザイナーに依頼して内装をお洒落にしたり、
といったリノベーションも効果的です。
ステップ4:買い換えと建て替えも検討する
これらの方法によっても、テナント付けが難しいような
場合には、さらに買い換えかもしくは建て替えも検討
しましょう。
買い換えは、現在運用している物件を売却して、より
良い条件の物件を購入することです。たとえば天井の
低い工場を土地ごと売って、より天井高のある物件を
買い直すようなケースです。売却代金で新たな物件の
購入資金を準備できるメリットがあります。
一方、建て替えは、土地はそのままで地球環境に応じた
最適な用途に合わせた工場・倉庫に建て替えることです。
テナントが見つからない場合の対策にとどまらず、収益
向上を図る手段としても有効です。
このように4つのステップを活用することにより、
ほぼ間違いなくテナントを確保することが可能と
なるはずです。個々の状況やかけられる予算などに
応じて、どの方法を選択すべきかは異なってくる
でしょうから、物件の管理を依頼している管理会社に
相談するなどして、ベストと思われる手段を選択して
みてください。
次回からは、「滞納リスク」について詳しく見ていきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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