貸工場・貸倉庫 リスク・トラブル回避の極意~滞納リスク②

タープ不動産情報です。
貸工場・貸倉庫の「リスク・トラブル回避の極意」を
お届けしておりますが、前回に引き続き“滞納リスク”の回避方法に
ついてお伝えします。

保証会社の利用も選択肢の一つ

滞納リスクを軽減するための手段としては、
家賃保証会社の利用も有効な選択肢の一つになります。
家賃保証会社は、所定の保証料(たとえば家賃1ヶ月分など)を
支払えば、滞納された賃料をテナントに代わって支払って
くれます。すでにマンションやアパートに関しては
家賃保証会社が数多く存在しますが、工場・倉庫に
関しても保証サービスを提供する業者が現れ始めており、
活用するオーナーも増えています。

もっとも、万が一、依頼した保証会社が倒産してしまったら、
支払った保証料がムダになってしまうおそれがあります。
実際、過去には家賃保証会社経営破綻し、大きな社会問題と
なったこともあります。
したがって、どの保証会社に依頼するのか、その見極めが
大切になります。経営的に問題のない会社かどうかを
判断する物差しとしては、資本金の額や営業年数、取引銀行
などをチェックするとよいでしょう。
また、近年、クレジットカード会社の中には、サービスの
一環として家賃の集金代行を行っているところもあります
(具体的には、テナントの賃料がカード支払いの形で
引き落とされる仕組みとなっています)。
現在は、マンション、アパートのみが対象となっていますが、
今後、工場・倉庫の賃料にまでサービスが広がる可能性は
十分にあります。その場合には、このサービスを利用する
ことも滞納を防止する効果的な方法となるでしょう。

テナントの事前審査をしっかりと行う

また、滞納を防ぐためには、毎月確実に賃料を支払ってくれる
信頼できる借主を選ぶこと、すなわち賃貸借契約を結ぶ前に
テナントをしっかり吟味することが重要となります。
まず入居審査で厳しくチェックして、経営に不安のある会社は
避けるよう細心の注意を払います。具体的には、商工リサーチや
帝国データバンクなどの信用調査会社によって、借り手企業に
関するレポートを作成してもらい、それを判断材料として、
入居を認めるか否か検討するのです。
また、信用調査会社でも経営状況を把握していないような小規模の
会社については、“現地調査”を行います。「本社と称されている
オフィスにその会社の看板が掲げられているのか」「(オフィスに
出入りする人の数や様子などから)本当に事業が営まれているのか、
幽霊会社ではないか」などを確認して、十分に信用できる会社か
否かを判断・分析するのです。
このような現地調査等は、個人のオーナーでも行うことが可能ですが、
管理会社に委託しても良いでしょう。

次回も引き続き「滞納リスク」について見ていきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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