貸工場、貸倉庫の契約期間について

こんにちは、工場・倉庫・事業用不動産コンサルタントの三浦です。
貸工場や貸倉庫を探されている方、有効活用をご検討されている方、工場・倉庫への投資を考えている方々から、
直接質問が来たものの中から事例などを含めお応えします。

今回の質問は、貸工場・倉庫の契約期間についてお応えします。
一般的に居住用不動産は2年契約が多く、貸工場、貸倉庫は3年が多いのが特徴です。
昔は短期賃貸借制度といって、万一借りている物件が競売などになっても契約期間中は
借主の権利を守るという意味で契約期間は大切だったのですが、今ではその制度も廃止され、
契約期間が何年であっても借りる側の権利は変わらなくなりました。
次に、契約期間中の途中解約についてですが、住宅は1ヶ月前、貸工場、貸倉庫は
3ヶ月前から6か月前というのが一般的です。つまり、契約期間が何年であっても、
契約書に記載されている解約予告を守れば途中解約ができるのが一般的です。

【まとめ】
現在では、契約期間の定めが大きく借主に影響することはないので、必要以上に
問題視することもないとおもいますが、「途中解約」や「解約違約金」という項目が
契約書に記載されていれば、何カ月前に解約を言えばいいのかなど確認をお勧めします。