工場・倉庫投資 成功事例①

タープ不動産情報です。
今回から工場・倉庫投資の成功事例についてお伝えします。

成功事例①~小さな工場が高級バイクの駐車場に変わった

Aさんが購入したのは、東京都23区内にある小さな工場でした。
工場を所有し、自ら印刷工場として使用していた元のオーナーが
亡くなった後に、それを相続した遺族から買い受けたのです。
Aさんの購入したこの物件は準工業地域にあったものの、
以下のような難点を抱えていました。

○建床面積が20坪程度に過ぎない
○駐車スペースがほとんどない
○前面道路も4mに満たないため、車の出し入れが容易ではない

しかも、周囲には住宅が多く、大きな音は出しにくい雰囲気でした。
元のオーナーが工場を営んでこられたのは、長年この地域で暮らし、
近所付き合いがあったからであり、全く地縁の無い人が新規で
工場を始めてすんなりと受け入れてもらえるかどうかは未知数でした。
そこで、テナントを募集するにあたり、Aさんは、工場だけではなく、
飲食店や販売店舗などどんな用途にでも使えることを積極的に
アピールすることにしました。

周囲に配慮してシャッターを静かなものに替える

テナント募集開始後、しばらくして「バイクの駐車場として利用したい」
という業者が現れました。その地域にはマンションが多かったものの、
付近には手ごろな駐車場がなかったので「バイクの置き場所に困っている
人たちの強いニーズがあるはず」と業者は考えたようです。
Aさんが2つ返事で快諾したのは言うまでもありません。
業者はAさんから物件の引渡しを受けると、まずはじめにシャッターを
付け替えました。それまで取り付けられていたものは、開けるたびに
「ガラガラ!」とものすごく大きな音を鳴り響かせていたために、
深夜にオートバイの出し入れをすると近隣の住人が目を覚ましてしまう
おそれがあったのです。
また、防犯のために、24時間監視のセキュリティシステムも導入しました。
これらの作業に要したコストや労力は、全て業者が負担しています。
印刷工場が駐車場に生まれ変わるまでに、Aさんがしたのは、印刷機等の
機械の片付けや掃き掃除程度の事でした。

オープン後、あっという間に駐車場は埋まり、近くのマンション住民が
所有するハーレーやドゥカティなどの高級バイクが常に所狭しと立ち
並んでいます。
駐車場利用者に対して大通りでバイクを降りてエンジンを切り駐車場まで
押して運ぶように促すなど、近隣に十分配慮した運営をテナントが心掛けて
いるために、騒音トラブルも発生していません。
おそらく、このテナントは、これからもさしたる問題を起こすことなく
物件を借り続けてくれるはずです。

小規模でも多彩な活用方法がある

このケースのように、規模の小さな工場・倉庫を活用する選択肢の
一つとして、バイクの駐車場への転用は非常に有効な方法になり得るでしょう。
バイク駐車場に対するニーズは大きく、今後も市場拡大が見込めるからです。
また、他の選択肢としては、家財道具などの保管倉庫として使う、すなわち
トランクルームとしての利用も考えられます。とりわけ一戸建てに比べ、
物の置き場所が不足しがちなマンションの多い地域では重宝されるはずです。
さらに、近隣に工場や倉庫があれば、そこに置ききれないものを収納する
予備の物置として借りるテナントも現れるかもしれません。
他には、「小規模な工場として使いたい」というニーズも考えられます。
その一例としては、軽印刷工場が挙げられます。
少部数の名刺やチラシなどを印刷する程度であれば、それほど広いスペースは
必要ありません。現在、大量の印刷物に関しては、海外や地方など、
人件費の安い印刷所に注文するのが一般的となってきていますが、
急ぎの注文に応じる軽印刷工場の需要は根強く存在しています。

このように、たとえ規模が小さくても様々な活用の仕方があり得るところが、
工場・倉庫の大きな強みと言えるでしょう。

次回も引き続き工場・倉庫投資の成功事例をお伝えします。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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