営業の副業は営業代行がおすすめ!副業の始め方や注意点を徹底解説

過重労働を抑制し、柔軟な働き方を実現するために、政府が企業に対して様々な方針を
掲げている働き方改革。その中で2018年1月から実質副業・兼業が解禁され、働く人々の注目を集めています。

1、営業職に副業がおすすめな理由

副業ができるかどうかは、副業に充てる時間が確保できるかどうかが大前提となります。例えば、本業の残業が少ない、休日が確保されている人は副業を始めやすいでしょう。また、営業職で外回りが多いなど、仕事の時間を調整して作業時間を確保できる人は副業を始めやすいと言えるので、営業職は副業を始めやすい職種の一つと言えるでしょう。

1-1メリットは本業のプラスになること

副業で得た気付きや繋がりを本業で活かすことで、本業だけでは発生しなかった相乗効果が期待できます。例えば、副業をすることで視野が広がり、今まで出会わなかったような人と出会うことができます。
また、副業を行うことで、本業の給料にプラスして収益が生まれます。月収が上がることで金銭的に余裕が生まれること、さらに、今まで培った自身のスキルと合わさり、これまで
見えなかった選択肢が生まれ、独立や起業など将来の選択肢が広がることも副業を行うメリットと言えるでしょう。

1-2営業代行の仕事はどんなものがある?

本業が営業職である場合、副業でも営業をしたいと考える方も多いでしょう。そういう方には「営業代行」という副業がおススメです。
営業代行には大きく分けて外回りの営業と電話営業の2種類あります。主に外回りの営業をされている方であれば、並行して外回りの営業をしても良いですし、本業は外回り、副業は電話営業など住み分けることも可能です。
業界的には保険業界、不動産業界の他、オンラインサービスの契約、インターネット回線などの紹介など、様々な業種から選ぶ形になります。外回りで訪問営業する形もあるので、自分の営業スキルや経験に合わせて選ぶことが大切です。
また、商品の販売、サービスの契約など、売上に直結させるまでの営業もあれば、アポイントを取って、あとは企業側の営業に任せるといった働き方もあり、営業職のどの部分が必要とされているかはきちんと確認しましょう。外回りの飛び込み営業や新規獲得が得意な方、顧客リストをもらって電話やメールによる営業が得意な方など、自分の営業スキルの長所や短所を把握することも重要です。

1-3どれくらい稼げるのか?

営業代行でどれくらい稼げるかは、取扱う商材と代行する範囲で変わってきます。例えば、飛び込み営業で新規開拓、アポイントを取り、その後成約になるとして、不動産業界や建設業界、その他大きな案件の受注となれば10万円~50万円、場合によっては百数十万円になる可能性もあります。逆にアポイントを取るのみ、商材そのものが安い場合は数千円の場合もあります。同時に完全歩合であれば、成約が取れなければ1円にもなりませんし、企業と契約をして固定給+歩合の場合は、契約による部分が大きいです。電話やメールによる営業の場合も同様で、電話するだけでなく、商品が売れたり、サービスの成約に繋がれば、決まった単価が支払われます。まずは自分の営業スキルや経験に合わせて、どの程度の単価を選ぶべきなのか、手間ばかりで儲からない仕事をしないように考えることが重要です。

2、営業職の副業の始め方

2-1仕事はどうやって見つける?

副業で営業を始める方法としては2つあります。
○自力で探す
最近ではランサーズやクラウドワークスといったwebを介して個人で仕事を取れる「クラウドソーシング」や副業サイトから仕事を取ることができます。
また、本業の営業職での人脈を活かし、営業で困っている人にアプローチをすることで案件を獲得することもできます。
日々の営業トークの中で情報を集め、つながりを多く持つことで、自力で営業の仕事を受注できるチャンスが増えていきます。
○エージェントに登録する
自力で仕事を取るのは難しいという場合は、エージェントへの登録が必要です。エージェントに登録することで、あなたに合った実力を発揮できる営業の仕事を紹介してもらえます。
案件に応募した後は、担当者との面談をエージェントが設定してくれます。自分自身で面談日時の調整などのやり取りをする必要もない点もポイントです。また、報酬などの契約条件の交渉もエージェントが仲介してくれます。「契約時よりも報酬が少ない」といった不利な交渉が行われないようにサポートもしてくれます。
副業で営業の仕事を受注したいけどなかなか仕事が受注できない人や、なるべく手間をかけずに仕事を受注したい人は、エージェントに登録することをお勧めします。

2-2タープ不動産で副業をするメリット

弊社タープ不動産情報にも「エージェントパートナー制度」という副業制度があります。この副業制度は、弊社物件掲載サイトを見て問合せ頂いたお客様に対し、物件の案内から申込・契約までをサポートするフルコミッション制の不動産仲介の副業制度となります。
弊社の副業制度の特徴としては以下の通りです。
○独自のスキルが身に付く
弊社は工場・倉庫などの事業用不動産をメインに扱う他にはあまりない不動産会社です。事業用不動産仲介の仕事は基本BtoBであること、また物件の取扱いも居住用にはない注意点も多いため、独自のスキルが必要になります。弊社で副業を行うことで、その独自のスキルを身に付けて頂くことができます。
○報酬機会が多い
事業用不動産仲介にはその後の不動産管理やテナント様の設備投資など様々なビジネスチャンスが存在します。弊社は管理、工事、不動産活用コンサル、保険など事業用不動産に付随する様々な業務に対応できる体制を整えているので、そのビジネスチャンスを捉えて報酬につなげることができます。
○人脈が作れる・活用できる
先に申し上げた通り事業用不動産仲介の仕事はBtoBであり、取引相手は企業内で決定権のある方や物件をお持ちの地主様となるため、とても影響力のある方との人脈を築くことが可能です。また、自身がお持ちの取引先などが物件をお探しであれば、それも自身の収益機会にすることができます。

3、営業職でより稼ぐためには?

3-1長期的に人脈を構築し続ける

本業でも副業でも、営業職で結果を出し続けるために必要なものの一つに人脈を構築し続けることがあります。その人脈の構築は「紹介獲得」という形で進めていくのが王道かと思います。一つの取引をお客様が満足する形で成立できれば、そのお客様に印象が残り、紹介が生まれる可能性が高まります。その際に必ず必要なことは、事あるごとに紹介を依頼する、という事です。紹介を依頼し続けることでお客様の中に意識付けができ、これは人脈を構築し続けることにもつながります。

3-2自分の利益は二の次にする

紹介を獲得するためには、お客様本位の営業活動を行うことが必要になります。弊社でもお客様にありがとうと言って頂くことに全力を注ぐことをスローガンにしています。どんなに知識やスキルがあってもお客様本位の仕事をしないとお客様は離れていってしまいます。知識やスキルはお客様のために活かすことを考えて営業活動を行うことが大切です。

4、営業の副業をする際の注意点

4-1営業代行のデメリット

本業でも営業の場合、例えば外回りの方であれば顔が知られていることも少なくありません。自分が気づいていないだけで本業の会社にバレてしまう事が考えられます。また、副業が禁止している場合は、本業の勤務時間中に副業の営業代行していることがバレてしまうと、最悪の場合解雇される可能性もあります。客層や業界などをしっかりと把握して、本業の仕事に影響が出ないように注意しましょう。

4-2情報の取り扱いに注意

副業を進めるうえで気を付けなければならないのが、①企業秘密の漏洩と②協業により会社の利益を害する行為です。
副業をやるとなったとき、本業で培ったスキルやノウハウを生かしてという人が多いと思いますが、その際に①、②に該当していると本業の会社より解雇されてしまうという事もあり得ます。
もちろん、どこからが秘密情報なのか、どの企業が協業にあたるかの線引きには難しい面があるのは確かですが、この点に関しては、今後副業解禁の流れが本格化した時に改めて議論されるでしょう。
また人脈についても同じです。ある人とのつながりが個人のものなのか、それとも会社のものなのか、その線引きは難しいです。たとえ会社の仕事がきっかけで知り合ったとしても、フェイスブックでつながれば個人的にも親交が深められるわけです。その人脈を副業で活かすのを本業の会社が制限するのは事実上不可能です。
とはいえ、副業によって本業の会社に迷惑をかけることは避けて、上手くバランスをとることが重要です。

4-3確定申告や住民税の手続きを理解しよう

サラリーマンの場合、通常住民税は給与より天引きされます。この天引きによる徴収方法を「特別徴収」と言います。逆に市町村から直接自分に通知が来てコンビニ等で納税する方法を「普通徴収」と言います。
つまり、特別徴収のままだと市町村から給与支払者である会社に税額通知が送られます。
それにより本業の勤務先に副業していることがバレてしまうことがあります。
これを避けるためには、確定申告時に住民税を「給与から差し引き」ではなく「自分で納付に変更」にチェックをして提出する必要があります。ただし、チェックしたらからと言って、必ず変更されるわけではありません。申告した後に、不備や不手際がないか自分でも確認が必要です。また、普通徴収だから絶対バレないということはありません。あくまでも住民税の納税額を会社に知られないための手段でしかないことを覚えておきましょう。

5、まとめ

ここまで主に営業職の方が副業をする場合のポイントを見てきましたが、自身のスキルをもっと有効に活かすことができる環境が整いつつあります。今やネット環境があればどこでも仕事ができる時代。副業によって収入やスキルをあげて、世の中がより豊かになっていけば良いと思います。とくに営業職の副業として不動産業界は報酬、スキル、人脈の面でとても有力な副業先となりますので、是非チャレンジして頂きたいと思います。